谷口たかひささん講演会レポート

満員御礼で多くの方にお越し頂きました。谷口さんのパワーアップした沢山の情報の中で、皆さんの心に刺さったのどんな言葉だったでしょうか?

谷口さんが示した気候変動によって生ずる5つの環境問題:

1干ばつ

2生態系破壊: 例えばバッタの大量発生によって、作物が食い尽くされている!

3 火災: オーストラリアでは気温が上がりすぎてユーカリが自然発火する。ブラジルでは牛肉のために森林に火をつけている。

4台風、豪雨、洪水

5氷が溶ける

環境問題の現実として谷口さんのお話を一部ご紹介します。

ご参加くださった長谷川宏先生のレポートを抜粋させて頂きました。

例えば‥‥

・人間と畜産動物だけで地球の食料の96%を占めていること。畜産動物が人間400億人分の作物を食べていること。

・工場畜産の食肉生産がコロナウィルスなどの新型ウィルスを生んでいるということ。

・今まで涼しかったドイツで昨年42度超え、暑さで通学が危険なため学校が閉鎖される。暑さでレールが延びて列車が止まる。気候変動によって子供たちの教育の機会が奪われていること。

・カリフォルニアでは気温が49度から50度以上になった。大規模火災で谷口さんのLAの友人は家から外にも出られなくなったこと。

・南極は今年気温が20度Cまで上がった。南極の氷が全部溶けると海面が60メートル上昇する。いま北極では北極グマが絶滅の危機にあること。

・このままいくと地球の3分の1は人の住めないサハラ砂漠のような気候になること。

・気候変動はなぜ起きているか?→「強欲と無関心」

・食費ロスの深刻性について。例えば「恵方巻き」などの食品ロスに1兆円の税金が使われていて、そのお金があれば幼稚園から大学まで無償化できる。

・今の私たちの大量消費を続けるには地球3個分の資源が必要だということ。

・ドイツで子どもたちが気候変動問題を訴える大規模デモが行われている。

→デモに参加していた8歳の男の子がずっと掲げていたプラカードの言葉。「『僕ができることは全てやった』と言えるために」。そうしなければ、自分の弟や妹や次の世代の人たちに「どうして何とか出来るうちに何もしてくれなかったの?」と聞かれることになる。それだけは避けたいから、と。

→大規模デモの主催者、14歳の中学生の少女の話。

大人は「将来のために子どもは勉強しろ」と言うが、私たちには将来はない。私たち子どもたちのために動いてくれている大人は一人もいない、と。

・この星が直面している最大の危機は、「他の誰か」がこの星を守ってくれる、という思い込み。

・気候変動が理由で、今アフリカでは紛争をやめて協力する動きが。気候変動は、人類が協力し合うチャンス!

・(CO2排出が大幅に減った)コロナ危機で分かったこと。

今まで人々は気候変動の危機を本当に危機として捉えていなかった。本当は本気でやればできる事が証明された。

2008年(12年前)のリーマンショックのときもCO2の排出は減ったが、反動でその後は経済回復のため排出量が大幅に増えてしまった。

今回はそうならないよう「グリーン回復」が必要!

・人は「正常性バイアス」がかかりやすいことを知る→自分にとって都合の悪い情報を過小評価すること。環境問題についても、「自分ごと」になった時にはもう手遅れになる。

【私たちが出来ること‥‥】

・ゴミを出さない。省エネ、再生可能エネルギー、公共交通機関を利用、政府など自分に影響を与えるものにコミットすること。

・45年間このような環境問題を研究してきた学者が語った、問題解決の秘訣はとてもシンプルだったということ→「自分」と「他の命」にあとほんの少しだけ優しくなる

・小6の少女、坪田愛華さんが亡くなる前に書き、国連から賞を受賞した絵本「地球の秘密」より:

「悪い政治家がいるのには、私たちにも責任があります。」

「正しい選挙をすれば、悪い政治家は出なかったと思います。」

→ベクトルを自分の方に向けてみる。世界を変えるのは私たち市民の選択。

・自分の選択の上に今の世界が成り立っている。自分が変われば世界が変わる!「評論家」はもういらない。

・世界はあなたが行動した結果によって変わる事を知る。つまりあなたが「問題の一部」。だからこれからは「解決の一部」になろう。

・日本とヨーロッパの教育の違い→日本はやらなければいけないことや、やってはいけないことばかり教えるが、ヨーロッパの教育では自由と権利を中心に教える。(環境問題に取り組むのも取り組まないのも自由。)

その結果日本は世界の中でも特に自己肯定感が低い。環境問題に取り組んでいると、意識が高いやら、経済が回らなくなるやら、根拠のない文句を言ってくる人は、何もしない自己肯定感の低い自分を正当化したいがために言っているだけ。

「出る杭は打たれる」が出過ぎれば打たれなくなる!

・「絶望」の方を向く方が「楽」。「希望」から目を背けないこと。

・日本はみんなと同じことをしようとするので、あるポイントを超えるとどっと動く。人口の3.5%を巻き込むことができれば、その活動は成功する!希望の方を向き続けること。

・私たちは気候変動の影響を受ける最初の世代で、食い止めることができる最後の世代。口ばかりの大人にならないこと。

【最後に‥‥】

・気候変動は深刻だが、この問題の深刻さについてまだちゃんと知らない人がほとんど、ということが逆に希望!!

・みんなが一人一人自分の一つ一つの選択を見直すだけで世界は変わる!

私たちが地球環境を改善できる最後の世代!希望の方向を見続けましょう!

個人的には、この会を息子と主催できた事がとても嬉しかったです。これからも言葉よりも行動で、息子にも周りにも伝えて行きます。そして今回も準備〜当日、周りの人達に沢山助けて頂きました。私達をサポートしてくださった事に心から感謝いたします。

そしてこの講演会でまたあらたに、ご参加くださった素敵な方々とご縁が繋がった事にも多謝!ありがとうございました。